【書評】「1440分の使い方 ケビン・クルーズ (著)」を読んで取り入れたい日常週間
本書では、いかに人間にとって時間という資産が大切であるかについて語り、
多忙な著者が先人から学んだノウハウを紹介している
(前半)時間資産の重要性と最も重要なタスクにフォーカスする重要性
(後半)タスクを減らす、こなすためのメソッド
この本のよいところは、概念的なところ、自己啓発的なところはそこそこに
汗水たらして工夫した著者のメソッドが具体的に展開されるところだ
ホリエモンさんやちきりん氏の著書にも共通する内容があり
当たり前だと思う部分も多いが、
日常に組み込んで実践し
真に時間資産活用の最大化ができているひとはなかなかいないのではないだろうか
また、ビジネパーソンだけでなく、学生、主婦、経営者、アスリート等々様々な立場の目線に立ってアドバイスをくれるところもとても参考になる。
特に気に入った考え方を下記へ紹介したい
■1分に秘められた可能性
1分という時間には、簡単なトレーニング/人に親切にする/両親を抱きしめる/寄付する・・・etc
様々な可能性が秘められており、大成功した人々は朝起きてから時間が刻一刻と経過していっていることを理解している
そういった習慣(時間の可能性の最大活用)を身につけるために自分を制しているかどうかが、勝者と敗者を分ける。
ビジネスゲームでキャラクターを作るとき、割り振れるポイントが10あるなら
私は3ptを知性に、7ptを自制力に割り当てる
■一度しか触らない
原則として、その場ですぐ対処する。それが可能な限り最小の労力でタスクを処理できる
すぐに対処できないものは、ToDoではなく、かならずスケジュールへ入れいる
■すべての「イエス」は他への「ノー」
いまここでイエスと答えたら、のちに何かノー といわなければならなくなる
後からスケジュールに割って入れたい重要な予定や、重要なな思考力、意思決定能力を奪われる
本当に気乗りしないことには「ノー」を突き付けて「最も重要なタスク」に専念すべきだ
■日記を書く
小さなノートを持ち歩こう、そしてささやかなアイディア、貰ったもの、面白かったもの
なんでも記録して、後で見返してみよう
他人を喜ばせられるものがきっと見つかるはずだ
「記録に値する人生が、生きるに値する人生」
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結局はどの本でも共通することだが
「自分をバージョンアップできる優れた習慣」を身に付けられるかどうかがすべて
また、そこへ向けたモチベーションを維持するため「自分にとって最も重要なことは何か」を深く理解し、目標化することが必須だ
この本を何度も読み返しても、大成功者のようにはすぐに習慣化できない
ただ、人生は本当に無限大、
意志力と時間を使い倒して、精一杯たのしもう
以上