革靴を履いたサピエンス

思いついたことを書いています

日本が生み出した最高のブラジル音楽トリオ「choroclub(ショーロクラブ)」を兎に角オススメしたい件について

こんにちは、毎日通勤ラッシュで消耗しているソロリーマンです
現代人にとって、好きな音楽で自分の気分を盛り上げるのは、もはや日常の必須事項!最近新しい音楽に出会えていますか??

突然ですが、日本人三人によるブラジル音楽ユニット
「choroclub(ショーロクラブ)」
をご存じでしょうか?

よく知っている方は今もその美音に酔いしれているだろうから、そのまま最高の音楽を堪能してください。知らない方へは1秒でも早くその魅力を知っていただきたい。

★★
「choroclub」 とは・・・

笹子重治(ギター)、秋岡欧(バンドリン)、沢田穰治(コントラバス)によるアコースティックバンド。1989年結成。
基本的はブラジルの都市型伝統音楽、ショーロに則っているが、実際はそれとも異なった独自の雰囲気を持った新しい音楽を創造している。
全体的に穏やかな作品が多いため、癒し系音楽に扱われることも多い。
アニメ「ARIA」に多くの楽曲を提供
★★


アニメ「ARIA」への楽曲提供により、 一躍名が広まった感がありますが、実は1990年から合計9枚のオリジナルアルバムが出ています。

そんな中、(たぶん)ARIAへの楽曲提供は、癒しに飢えた現代の社畜ジャップ向けに作られたもので(失礼)

それ以前の活動の中に、ブラジルの「ショーロ」という伝統音楽を汲んで作成されてきた(と勝手に推測される)
珠玉の楽曲が数多く存在するのです!!
特におすすめの楽曲について、紹介させていただきたい。


①:Visitant Foltareza(ビジタント・フォルタレーザ) 
  (アルバム「マリチマ」)


Choro Club - MARITIMA (1 of 5) (廃盤)(0:00~5:50)


訳すと「フォルタレザに訪れて」となるのだろうか
    (※フォルタレザ=ブラジル5番目くらいの規模の都市)
僕が出会った中で最も好きなインストゥルメンタル曲の1つです
穏やかでキレのあるイントロから始まり、超技巧のバンドリン・ギター・ウッドベース そしてチェロの4重奏
サンバのノリに透き通った癒し、そしてほんのちょっぴりのもの悲しさを混ぜた一曲。
休日の爽やかな朝や、一人きりの夕べを楽しみたいときに聞いてほしい。

②:イタペミリン 
  (アルバム「Colors 」)


Choro Club - Colors (1 of 5) (廃盤)(0:00~5:00)

題訳はわかりませんが、イタペミリンという都市があるようなのでまた都市名かと。
秋岡欧さんのバンドリン演奏の魅力を存分に引き出した名曲。
聞いていると、なんだか未来への希望が湧いてくる、励まされているような気になる、そんな曲。
別に出ているベストアルバム「Revendo」にも収録されており、ベストアルバムの方の演奏はさらに円熟しているように感じられます。

③:ペレレッカ
  (アルバム「SONGS」)」

  

Choro Club - SONGS (1 of 4) (廃盤)(3:38~7:25)


これまた秋岡欧さんの超絶技巧によるアップテンポな楽曲。
急き立てられるようで、でも気持ち良い。ブラジルの小さな街のとってもにぎやかなお祭りに紛れ込んだような感覚になります。

伴奏も素晴らしく、このスピードでの高度なボサノヴァ的コードの伴奏は
めちゃくちゃに難しいと思われるが、全く苦にしないテクニックをもつ笹子重治さんにも感服するばかりです。
  
ショーロクラブは現在も活動しておりメンバー各々がソロや別のユニットで活動したり、時折アルバムも出しているようです。

東京に住んでいれば、生演奏を聴ける機会があるはずなので、
ぜひ近いうちに生演奏を聴きに行きたいと思っています。

以上、もっと世の中に知られて欲しいと思う「ショーロクラブ」の紹介でした!!